ウィニングショット ナイロンスピン(凸凹)開発記 その3

現在、ウィニングショットは、ナイロン系スピン=外側に凸凹をつけた
ストリングを開発しています。

前回の試作で、3本の側糸をらせん状に巻き付ける事で、
凸凹形状をしっかり出すことができました。

らせん状の突起でウネウネして見えます
断面図 3本の側糸が凸形状となる

このサンプルで、早速試打をしました。
テニスサポートセンターのスタッフ数名と、
緑ヶ丘テニスガーデンのコーチ陣にもお願いしました。

果たして、辛口テスターも含めた評価は!?

「スピンがかけ易い!! ストロークもだが、サーブが特に良かった」
「打球感がしっかりしていて、スピンで打ち込んだ時に安心感がある」
「最初、(ナイロンにしては)けっこう飛びが抑えられていると感じたが、
 スィングスピードを上げると、パワーアシストがちゃんとあり、
 伸びのある球が打てた」

かなりの高評価です。

この完成度であれば、店舗のお客様にもご協力いただき、
評価をお願いしたい・・・
そこで、急遽、追加試作品100張を、工場に依頼しました!
(工場ご担当Tさん、ご無理言ってスミマセン)

この追加試作品の評価で、さらにブラッシュアップしていきます。

                             開発担当 鐘江

 

 

ウィニングショット ナイロンスピン(凸凹)開発記 その2

現在、ウィニングショットは、ナイロン系スピン=外側に凹凸をつけた
ストリングを開発しています。

カラーは、スタッフの要望の多かった蛍光グリーンに!

前回の試作の6突起タイプは、残念ながら失敗でした・・・
断念の理由は、まず表面小削げの不具合が有り、
コーティングでの対策も検討していましたが、なにより
打球感が、後付けの突起のせいで鈍かったのです。

そこで、凸凹のつけ方を変えることにしました。

工場に頼んで、今回は、側糸で糸表面に凸凹形状を出した
サンプルを試作。

写真だとわかりにくいですが、かなりウネウネの螺旋で、
凸凹感あります。

断面図

芯糸は、1.25mm用のものですが、側糸の段差があるので、
仕上がり太さとしては、平均1.30mmといったところ。

早速、試打してみます。
                                    開発担当 鐘江

ウィニングショット プラズマ加工ストリング 開発記 その1

ウィニングショットは、大手釣り糸メーカー「サンライン」が持つ
大気圧低温プラズマを使った加工技術「P-ION」を、世界で初めて、
テニス・ストリングに取り入れるべく、試作を開始いたしました。
(Plasma Ion Technology)

「P-ION」は、東京工業大学発ベンチャー企業
株式会社プラズマコンセプト東京とサンラインにより
共同開発されたもので、既に、世界で初めて、
ナイロンの釣り糸への応用、製品化に成功しています。

以下 プレスリリース抜粋

大気圧低温プラズマによって高い活性力を持つ活性種を生成することで、
高速かつ連続処理でナイロン繊維を表面改質し、耐水性や耐薬品性を
格段に向上させることに成功した。
釣り糸製造で培った大気圧低温プラズマ処理技術を発展させることで、
ナイロン繊維を熱劣化させることなく、耐水性や耐薬品性などの表面特性を
持つナイロン繊維の製造が可能となった。(特許第5946119号、第4611409号等)

同技術による耐水性向上処理では6時間水中浸漬後の吸水率を
従来の約30%に低減する事に成功した。
耐薬品性向上処理ではナイロンを溶解するギ酸(88%)や濃硫酸に
5分間接触させても、繊維が溶解しなかった。
同技術は、耐水性が要求される屋外資材や、耐薬品性が要求される
自動車部材などに、当該処理を施すことで耐久性向上が期待できる。
今後はナイロン繊維以外への表面改質の応用や、移動体の軽量化による
省エネルギー素材として注目されている炭素繊維、アラミドなどの比強度、
比弾性率の高い高性能繊維の表面改質(特に接着性改善など)への
展開が期待される。

この技術で、ポリエステル・ストリングを熱劣化させることなく、
表面のみを改質できれば、耐久性やコーティングの接着性等を、飛躍的に
向上させることが出来そうです。

これは、どんなものが出来るか、今から楽しみです。
                            開発担当 鐘江

ウィニングショット ナイロンスピン(凸凹)開発記 その1

現在、ウィニングショットは、ナイロン系スピン=外側に凸凹をつけた
ストリングを開発しています。

カラーは、スタッフの要望の多かった蛍光グリーンに!

試作サンプルとして、特殊加工により、糸の外側に3つの突起や、
6つの突起を付加したものを作成しました。


     6突起タイプ

工場の頑張りで、かなりイメージに近いものが出来てきたのですが・・・・

ストリング張り上げで、クロス(横糸)を張る時に、突起が擦れて、少し小削げて
しまいました。
う~ん、この程度で、突起が削れるのはマズイです。

 

コーティング等で、対策出来れば良いのですが、かなり難しそうです。
再度、工場と検討します。

                         開発担当 鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その7

ウィニングショットは、今回、超極細のマルチストリングを開発しました!

開発した超極細マルチストリングのゲージは、『1.10mm』
現在市販されている最細の1.18ゲージと同等の耐久を、1.10mmでクリアし、
絶妙のタッチと飛びを両立したストリングが生まれました。

ネーミングは、SILVER TOUCH (シルバータッチ)に決定、
パッケージデザインも進めております!

7月発売に向け、最終準備中です!

                  開発担当:鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その6

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、『1.10mm』

前回の試作では、耐熱樹脂PEEKを側糸に使うことで、
現在の最細1.18ゲージと同じレベルの耐久をクリア出来ました。

しかし、このPEEKを使用することで、マルチにしては少し打球感が硬めに。
極細な為、シャープさの方が際立ってしまい、柔らかさが足りない・・

そこで、なんとかこの硬さをおさえるべく、コーティング剤、延伸倍率等
他の要素の方で、柔らかい方向にチューニングしてみることにしました。

工場の担当者にお願いし、考えられるあらゆる条件でサンプルを作成。

その中に、果たして答えはあるか・・・・

ありました!
見つけました!
ベストなセッティング!!

(スミマセン・・・これは極秘セッティングです)

『超極細・マルチ・ストリング』、いよいよ実現出来そうです!

                            開発担当:鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その5

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、『1.10mm』

硬式テニス用ストリングとして、現在最細の1.18ゲージと
同じレベルの耐久をクリアしなければなりません。

耐久性をあげるために耐熱樹脂PEEKを側糸
使用したものを試作しました。

耐久試験の結果は・・・・

● PEEK3本 1.18mm対比 約85% クリア出来ませんでした。

● PEEK6本 1.18mm対比 約105% クリア!

さすが、耐熱樹脂PEEKの効果は高い!
1.18mmレベルの耐久性は、クリア。

さて、肝心の打球感は、どうなるか?

今回の試作品を打ってみると・・・

・PEEK3本は、楽に飛びつつ、柔らかさもタッチも充分にあってグッド!
 引っ掛かりも良く、タッチ派や女性プレイヤーに好まれそう!

・PEEK6本の方は、それより少し硬質感があり、ややマルチっぽさが薄まっています。

う~ん。打球感は、PEEK3本に軍配が上がります。しかし耐久的には、PEEK6本・・・

なんとか他の要素のチューニングで、PEEK6本の方を、柔らかく仕上げられないか!?

接着剤やコーティング剤、延伸倍率等を変える等、ちょっといろいろやってみます。


                              
                               開発担当:鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その4

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、『1.10mm』

硬式テニス用ストリングとして、現在最細の1.18ゲージと
同じレベルの耐久をクリアしなければなりません。

前回、単純にゲージを1.10mmにした試作品を作り、
耐久性が、70%程度まで落ちることが、わかりました。
(1.18mmとの比較して)

今回、耐久性をあげるために耐熱樹脂PEEKを側糸
使用したものを試作しました。


   PEEK3本と6本

・耐久性をクリアするのに、PEEKの必要な本数は、何本なのか?
・PEEK自体の太さを変える必要があるか?
・PEEKを多く使うと、マルチのやわらかい打球感を損なわないか?

耐久試験の結果は・・・・

● PEEK3本 1.18mm対比 約85% クリア出来ませんでした。

● PEEK6本 1.18mm対比 約105% クリア!

耐久的には、今回の太さのPEEKで、6本使用すればいけそうです。

次は、実打のテストに入ります。
打球感が硬くなってしまっていないか、心配です。

                     開発担当 鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その3

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、前人未踏の『1.10mm』

硬式テニス用ストリングとして、現在最細の1.18ゲージと
同じレベルの耐久をクリアしなければなりません。

まずは、生産実績のあるストリング「フィロス」1.18mmの時の構成糸、
コーティング条件で、ゲージを1.10mmにしたものを試作してみました。

耐久性を確認すると・・・予想通り70%程度まで落ちてしまいます。(1.18mmとの比較)

この耐久性についての解決策として、耐熱樹脂PEEKを側糸
入れようと思います。

ウィニングショットの高耐久マルチ「EX-MULTI」で、採用した素材です。
耐久性は、間違いなく上がります。

問題は、

・耐久性をクリアするのに、PEEKの必要な本数は、何本なのか?
・PEEK自体の太さを変える必要があるか?
・PEEKを多く使うと、マルチのやわらかい打球感を損なわないか?

です。

考えられる組み合わせが、かなり有りますが、
クリアすべく試作を進めていきます。

ちなみに、この極細マルチのカラーは、「シルバーグレー」で進めます!

                         開発担当 鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その2

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、前人未踏の『1.10mm』

硬式テニス用ストリングとして、現在最細の1.18ゲージと
同じレベルの耐久をクリアしなければなりません。

この開発に当たり、過去に開発した、高耐久マルチ『EX-Multi』と
1.18mmマルチ『フィロス』の開発経験が活かせるかもしれません。

EX-Multi

まずは、フィロス1.18mmの時の構成糸、コーティング条件で、
1.10mmにしたものを作成してみます。

フィロス1.18は、単糸が、比較的太めの糸で構成され、
外側は、柔らかいウレタンコーティングの組み合わせでした。

極細ゲージは、かなりシャープな打球感になる為、今回もコーティングは、
柔らかいウレタンコーティングが合う気がします。

フィロスの細ゲージ化

フィロス1.18 → 1.10mm 

これだけでは、耐久性が、かなり落ちることが予想されますが、
果たして

                                  開発担当 鐘江