ウィニングショット ナイロンスピン(凸凹)開発記 その4

ウィニングショットは、ナイロン系スピン=外側に凸凹をつけた
ストリングを開発。

3本の側糸をらせん状に巻き付ける事で、
凸凹形状を出すことに成功し、いよいよ発売準備に入りました。

商品名をスタッフ、スクールのコーチから募集し、
80近い案の中から、以下に決定しました。

その名は、 スネーク スピン (SNAKE SPIN)

発案者は、外側に巻き付いた側糸(がわいと)のウネウネ感から、
スネーク(蛇)を連想したとのこと!

ボールにからみついて、良くスピンがかかりそう!

                      開発担当  鐘江

ウィニングショット ナイロンスピン(凸凹)開発記 その3

現在、ウィニングショットは、ナイロン系スピン=外側に凸凹をつけた
ストリングを開発しています。

前回の試作で、3本の側糸をらせん状に巻き付ける事で、
凸凹形状をしっかり出すことができました。

らせん状の突起でウネウネして見えます
断面図 3本の側糸が凸形状となる

このサンプルで、早速試打をしました。
テニスサポートセンターのスタッフ数名と、
緑ヶ丘テニスガーデンのコーチ陣にもお願いしました。

果たして、辛口テスターも含めた評価は!?

「スピンがかけ易い!! ストロークもだが、サーブが特に良かった」
「打球感がしっかりしていて、スピンで打ち込んだ時に安心感がある」
「最初、(ナイロンにしては)けっこう飛びが抑えられていると感じたが、
 スィングスピードを上げると、パワーアシストがちゃんとあり、
 伸びのある球が打てた」

かなりの高評価です。

この完成度であれば、店舗のお客様にもご協力いただき、
評価をお願いしたい・・・
そこで、急遽、追加試作品100張を、工場に依頼しました!
(工場ご担当Tさん、ご無理言ってスミマセン)

この追加試作品の評価で、さらにブラッシュアップしていきます。

                             開発担当 鐘江

 

 

ウィニングショット ナイロンスピン(凸凹)開発記 その2

現在、ウィニングショットは、ナイロン系スピン=外側に凹凸をつけた
ストリングを開発しています。

カラーは、スタッフの要望の多かった蛍光グリーンに!

前回の試作の6突起タイプは、残念ながら失敗でした・・・
断念の理由は、まず表面小削げの不具合が有り、
コーティングでの対策も検討していましたが、なにより
打球感が、後付けの突起のせいで鈍かったのです。

そこで、凸凹のつけ方を変えることにしました。

工場に頼んで、今回は、側糸で糸表面に凸凹形状を出した
サンプルを試作。

写真だとわかりにくいですが、かなりウネウネの螺旋で、
凸凹感あります。

断面図

芯糸は、1.25mm用のものですが、側糸の段差があるので、
仕上がり太さとしては、平均1.30mmといったところ。

早速、試打してみます。
                                    開発担当 鐘江

ウィニングショット プラズマ加工ストリング 開発記 その1

ウィニングショットは、大手釣り糸メーカー「サンライン」が持つ
大気圧低温プラズマを使った加工技術「P-ION」を、世界で初めて、
テニス・ストリングに取り入れるべく、試作を開始いたしました。
(Plasma Ion Technology)

「P-ION」は、東京工業大学発ベンチャー企業
株式会社プラズマコンセプト東京とサンラインにより
共同開発されたもので、既に、世界で初めて、
ナイロンの釣り糸への応用、製品化に成功しています。

以下 プレスリリース抜粋

大気圧低温プラズマによって高い活性力を持つ活性種を生成することで、
高速かつ連続処理でナイロン繊維を表面改質し、耐水性や耐薬品性を
格段に向上させることに成功した。
釣り糸製造で培った大気圧低温プラズマ処理技術を発展させることで、
ナイロン繊維を熱劣化させることなく、耐水性や耐薬品性などの表面特性を
持つナイロン繊維の製造が可能となった。(特許第5946119号、第4611409号等)

同技術による耐水性向上処理では6時間水中浸漬後の吸水率を
従来の約30%に低減する事に成功した。
耐薬品性向上処理ではナイロンを溶解するギ酸(88%)や濃硫酸に
5分間接触させても、繊維が溶解しなかった。
同技術は、耐水性が要求される屋外資材や、耐薬品性が要求される
自動車部材などに、当該処理を施すことで耐久性向上が期待できる。
今後はナイロン繊維以外への表面改質の応用や、移動体の軽量化による
省エネルギー素材として注目されている炭素繊維、アラミドなどの比強度、
比弾性率の高い高性能繊維の表面改質(特に接着性改善など)への
展開が期待される。

この技術で、ポリエステル・ストリングを熱劣化させることなく、
表面のみを改質できれば、耐久性やコーティングの接着性等を、飛躍的に
向上させることが出来そうです。

これは、どんなものが出来るか、今から楽しみです。
                            開発担当 鐘江

ウィニングショット ナイロンスピン(凸凹)開発記 その1

現在、ウィニングショットは、ナイロン系スピン=外側に凸凹をつけた
ストリングを開発しています。

カラーは、スタッフの要望の多かった蛍光グリーンに!

試作サンプルとして、特殊加工により、糸の外側に3つの突起や、
6つの突起を付加したものを作成しました。


     6突起タイプ

工場の頑張りで、かなりイメージに近いものが出来てきたのですが・・・・

ストリング張り上げで、クロス(横糸)を張る時に、突起が擦れて、少し小削げて
しまいました。
う~ん、この程度で、突起が削れるのはマズイです。

 

コーティング等で、対策出来れば良いのですが、かなり難しそうです。
再度、工場と検討します。

                         開発担当 鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その4

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、『1.10mm』

硬式テニス用ストリングとして、現在最細の1.18ゲージと
同じレベルの耐久をクリアしなければなりません。

前回、単純にゲージを1.10mmにした試作品を作り、
耐久性が、70%程度まで落ちることが、わかりました。
(1.18mmとの比較して)

今回、耐久性をあげるために耐熱樹脂PEEKを側糸
使用したものを試作しました。


   PEEK3本と6本

・耐久性をクリアするのに、PEEKの必要な本数は、何本なのか?
・PEEK自体の太さを変える必要があるか?
・PEEKを多く使うと、マルチのやわらかい打球感を損なわないか?

耐久試験の結果は・・・・

● PEEK3本 1.18mm対比 約85% クリア出来ませんでした。

● PEEK6本 1.18mm対比 約105% クリア!

耐久的には、今回の太さのPEEKで、6本使用すればいけそうです。

次は、実打のテストに入ります。
打球感が硬くなってしまっていないか、心配です。

                     開発担当 鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その1

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

現在、マルチストリングで、最も細いゲージは、1.18mm。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、なんと1.10mm

硬式テニス用ストリングとして成立させるには、少なくとも1.18ゲージと
同じレベルの耐久はクリアしなければなりません。

しかし、この超極細ゲージのマルチが実現すれば、今までに無い
絶妙なタッチと飛びをもたらしてくれるでしょう!

ワクワクします。
                                 開発担当:鐘江

ウィニングショット ストリング共同開発 その7

ウィニングショットは、2016年2月より、
国内トップシェアの釣り糸メーカーである
株式会社サンラインとテニス・ストリングの
共同開発プロジェクトを進めています。

共同開発の第一弾では、

高機能ポリエステル内に、シリコンを分散させ融合させた
新素材を用い、新しい打球感で、しなやかかつ強靭なストリング
を開発しました!
(開発成り行きは、過去ブログを、ぜひご覧ください!)

※ 糸表面に、シリコンを後処理するのでなく、
  糸を紡ぐ最初の段階から融合させる

現在、発売に向け準備を進めており、
その商品パッケージの見本が出来てきました。

新素材ストリングに合わせ、パッケージも
既存に無いクリアのプラケースとしました。

2018年3月発売に向け、引き続き頑張ります!

                            開発担当:鐘江            
                             

                               

ウィニングショット ストリング共同開発 その4

ウィニングショットは、昨年、2016年2月より、
テニス・ストリングの共同開発プロジェクトを
立ち上げました。

国内トップシェアの釣り糸メーカーである
株式会社サンラインと進めています。

共同開発の第一弾では、

「高機能ポリエステル内に、シリコンを分散させ融合させた」新素材を用い、
新しい打球感で、しなやかかつ強靭なストリングを目指します。

※ 糸表面に、シリコンを後処理するのでなく、
  糸を紡ぐ最初の段階から融合させる

ポリエステルにシリコンをうまく融合することが出来るのか?

また、シリコンの最適な融合量、製造条件を見つけることが出来るのか?

第1回目の試作で、幸先よく、最初の関門である「シリコンを融合させる」ことに成功!

その後、推論を立て、シリコンの融合量、延伸条件、高機能ポリエステルの配合等、
3~4パターンに条件を振りサンプルを作成、試作を繰り返しました。


1回の試作で3~4パターン条件を変えて作成

この3~4パターンのサンプルを試打して、最も打球感が
良かったサンプルを、さらにテスターを増やして意見を聞きます。
これを工場にフィードバックして、次の試作条件を考える・・・・

しかし、シリコンの融合量、延伸条件、高機能ポリエステルの配合、
この組み合わせパターンは、あまりに無数。
推論を立てて、条件を変えていくも、なかなか条件が絞り込めません。

しなやかになり過ぎると、飛びが悪くなり、飛びが良くなると、
今度は、打球感が悪く・・・

最適な条件を見つけるのは、予想よりはるかに難しく、大苦戦しました。

結局、1年半近くの日数がかかり、9回に渡る試作で、
ようやくたどり着くことが出来ました。


 試作のボビン巻きの山
(※写真右側中段は、着色でブルーを検討した時のもの)

目指していたしなやかかつ強靭なストリング
新しい打球感を実現出来たと思います!

次のステップは、この9回目の試作条件で、再度生産し、
量産での再現性の確認と、出来上がったものを、先行モニターとして、
お客様にご評価いただきたいと思います。

                       開発担当:鐘江

ウィニングショット ストリング共同開発 その2

ウィニングショットは、昨年、2016年2月より、
テニス・ストリングの共同開発プロジェクトを
立ち上げました。

国内トップシェアの釣り糸メーカーである
株式会社サンラインと進めています。

こちらのサンラインは、USCナイロン= 独自製法により、
ナイロン内に、シリコンをミクロ分散させて融合させる
パテントをはじめ、優れた技術をお持ちです。

USCナイロン = Ultimate Silicone Conpounded の略
摩耗性を大幅に改善、しなやかな表面のナイロンラインを実現

http://www.sunline.co.jp/sl_html2/products/feature/feature.html

※ 糸表面に、シリコンを後処理するのでなく、糸を紡ぐ最初の段階から融合させる

共同開発の第一弾では、この技術を活かし、

「高機能ポリエステル内に、シリコンを分散させ融合させた」新素材を用い、

新しい打球感で、しなやかかつ強靭なストリングを目指します。

そもそも、ポリエステルでもシリコンをうまく融合することが出来るのか?

また、シリコンの最適な融合量、製造条件を見つけることが出来るのか?

課題クリアに向け頑張ります!
                                   開発担当:鐘江