ウィニングショット プラズマ加工ストリング 開発記 その2

ウィニングショットは、大手釣り糸メーカー「サンライン」が持つ
大気圧低温プラズマを使った加工技術「P-ION」を、世界で初めて、
テニス・ストリングに取り入れるべく、試作を開始いたしました。
(Plasma Ion Technology)

「P-ION」は、東京工業大学発ベンチャー企業
株式会社プラズマコンセプト東京とサンラインにより
共同開発されたもので、既に、世界で初めて、
ナイロンの釣り糸への応用、製品化に成功しています。

この技術を使えば、ストリングの表面のみを、熱劣化させることなく
改質することが出来るので、これにより、耐久性、コーティングの接着性等を、
飛躍的に向上させることが出来そうです。

さて、現在、コーティングの種類を選定中なのですが・・・
これが、とても大変です。

プラズマ加工によってコーティングの効果持続性が、より上がるものは?
ストリングとして、そのコーティングは適しているか?

コーティングの種類により、プラズマ加工の条件が違い、
また、プラズマ加工の条件自体、調整の余地がかなりあるので、
一回試してすぐNGという判断も出来ないのです。

かなりの試作期間が必要となりそです。

ポリエステル・ストリングの方は、ベースをシリコンツアーとして、
こちらも、コーティングに合わせて、少し配合や延伸条件を変える
ことになりそうです。


初期試作で、シリコンツアーに
プラズマ加工を施したもの

頑張ります!  開発担当 鐘江