ウィニングショット プラズマ加工ストリング 開発記 その5

この度、ウィニングショットは、プラズマ加工を用いた「新ストリング」を製品化いたします。

大手釣り糸メーカー「サンライン」が持つ
大気圧低温プラズマを使った加工技術「Plasma Rise」により実現した新ストリングで、
ポリエステル・ストリング表面に「弾力性のある特殊なポリマー層」を形成することで
打球衝撃を緩和し独特のソフト感をもたらします。

Plasma Riseは、東京工業大学発ベンチャー企業
株式会社プラズマコンセプト東京とサンラインにより共同開発。
これまで困難とされていた、「繊維状物質への大気圧低温プラズマ連続処理」を可能とし、世界で初めてナイロンとフロロカーボンの釣り糸への応用、製品化に成功。この度テニス・ストリングの製品化に!

加工のベースになったストリングは、好評発売中の「シリコン ツアー(=ポリエステル内部にシリコンを融合したストリング)」。

シリコン ツアー」が今回施した特殊ポリマー層と相性が良く、マイルド感が高まりました。

「シリコン・シリーズ」第2弾 『シリコン ソフト』としてリリースします。

2021年10月発売に向け、準備頑張ります!


パッケージデザイン案

開発担当 鐘江

ウィニングショット プラズマ加工ストリング 開発記 その4

ウィニングショットは、大手釣り糸メーカー「サンライン」が持つ
大気圧低温プラズマを使った加工技術「Plasma Rise」を、世界で初めてテニス・ストリングに取り入れるべく取り組み続けていましたが、ようやく製品化のご報告が出来ます!

「Plasma Rise」は、東京工業大学発ベンチャー企業
株式会社プラズマコンセプト東京とサンラインにより共同開発。
これまで困難とされていた、「繊維状物質への大気圧低温プラズマ連続処理」を可能とし、世界で初めてナイロンとフロロカーボンの釣り糸への応用、製品化に成功。

この最新加工技術により熱劣化させることなく表面のみを改質、変化させることが出来ますが、
テニス・ストリングの性能改善にどうつなげるのか?!

表面処理の試行錯誤の末 たどり着いたのは「表面にゴムの様な特殊ポリマー層を形成」することでした。

この「特殊ポリマー層の形成」は、サンラインの釣り糸(フロロカーボン)で採用されており、岩場等での擦れに対し衝撃吸収を目的に導入されていたもの。

フロロカーボンのプラズマライズ釣り糸「BLACK STREAM」より

この処理を施したサンプルを試打した結果、「独特のソフト感、マイルド感」が加味されることがわかりました。
通常、柔らかい打球感を求めると、糸質を「柔らかい」方向に調節する為、その分飛び、弾きが抑えられたものになりますが、
糸質の変化が無い分、弾きが損なわれることなくソフト化が可能になります。

製品化に向け進んでおります。
続きはまたブログ更新をお待ちくださいませ。

開発担当 鐘江