ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その6

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、『1.10mm』

前回の試作では、耐熱樹脂PEEKを側糸に使うことで、
現在の最細1.18ゲージと同じレベルの耐久をクリア出来ました。

しかし、このPEEKを使用することで、マルチにしては少し打球感が硬めに。
極細な為、シャープさの方が際立ってしまい、柔らかさが足りない・・

そこで、なんとかこの硬さをおさえるべく、コーティング剤、延伸倍率等
他の要素の方で、柔らかい方向にチューニングしてみることにしました。

工場の担当者にお願いし、考えられるあらゆる条件でサンプルを作成。

その中に、果たして答えはあるか・・・・

ありました!
見つけました!
ベストなセッティング!!

(スミマセン・・・これは極秘セッティングです)

『超極細・マルチ・ストリング』、いよいよ実現出来そうです!

開発担当:鐘江

ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その5

現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、『1.10mm』

硬式テニス用ストリングとして、現在最細の1.18ゲージと
同じレベルの耐久をクリアしなければなりません。

耐久性をあげるために耐熱樹脂PEEKを側糸
使用したものを試作しました。

耐久試験の結果は・・・・

● PEEK3本 1.18mm対比 約85% クリア出来ませんでした。

● PEEK6本 1.18mm対比 約105% クリア!

さすが、耐熱樹脂PEEKの効果は高い!
1.18mmレベルの耐久性は、クリア。

さて、肝心の打球感は、どうなるか?

今回の試作品を打ってみると・・・

・PEEK3本は、楽に飛びつつ、柔らかさもタッチも充分にあってグッド!
引っ掛かりも良く、タッチ派や女性プレイヤーに好まれそう!

・PEEK6本の方は、それより少し硬質感があり、ややマルチっぽさが薄まっています。

う~ん。打球感は、PEEK3本に軍配が上がります。しかし耐久的には、PEEK6本・・・

なんとか他の要素のチューニングで、PEEK6本の方を、柔らかく仕上げられないか!?

接着剤やコーティング剤、延伸倍率等を変える等、ちょっといろいろやってみます。

開発担当:鐘江