ウィニングショット ストリング共同開発 その5

ウィニングショットは、昨年、2016年2月より、
テニス・ストリングの共同開発プロジェクトを
立ち上げました。

国内トップシェアの釣り糸メーカーである
株式会社サンラインと進めています。

共同開発の第一弾では、

「高機能ポリエステル内に、シリコンを分散させ融合させた」新素材を用い、
新しい打球感で、しなやかかつ強靭なストリングを開発しました!
(開発成り行きは、過去ブログを、ぜひご覧ください!)

※ 糸表面に、シリコンを後処理するのでなく、
糸を紡ぐ最初の段階から融合させる

現在、最終段階として、量産で同じ性能の再現がきちんと出来るかの
確認テスト生産を実施しました。


量産再現テスト用


商品名は、「シリコンツアー」に

工場からはデーター的に問題無いとの報告。
あとは実打で、最終確認です。

ちなみに・・・もう商品名決めちゃいました。

その名は「シリコンツアー」

開発担当 鐘江

ウィニングショット ストリング共同開発 その4

ウィニングショットは、昨年、2016年2月より、
テニス・ストリングの共同開発プロジェクトを
立ち上げました。

国内トップシェアの釣り糸メーカーである
株式会社サンラインと進めています。

共同開発の第一弾では、

「高機能ポリエステル内に、シリコンを分散させ融合させた」新素材を用い、
新しい打球感で、しなやかかつ強靭なストリングを目指します。

※ 糸表面に、シリコンを後処理するのでなく、
  糸を紡ぐ最初の段階から融合させる

ポリエステルにシリコンをうまく融合することが出来るのか?

また、シリコンの最適な融合量、製造条件を見つけることが出来るのか?

第1回目の試作で、幸先よく、最初の関門である「シリコンを融合させる」ことに成功!

その後、推論を立て、シリコンの融合量、延伸条件、高機能ポリエステルの配合等、
3~4パターンに条件を振りサンプルを作成、試作を繰り返しました。


1回の試作で3~4パターン条件を変えて作成

この3~4パターンのサンプルを試打して、最も打球感が
良かったサンプルを、さらにテスターを増やして意見を聞きます。
これを工場にフィードバックして、次の試作条件を考える・・・・

しかし、シリコンの融合量、延伸条件、高機能ポリエステルの配合、
この組み合わせパターンは、あまりに無数。
推論を立てて、条件を変えていくも、なかなか条件が絞り込めません。

しなやかになり過ぎると、飛びが悪くなり、飛びが良くなると、
今度は、打球感が悪く・・・

最適な条件を見つけるのは、予想よりはるかに難しく、大苦戦しました。

結局、1年半近くの日数がかかり、9回に渡る試作で、
ようやくたどり着くことが出来ました。


 試作のボビン巻きの山
(※写真右側中段は、着色でブルーを検討した時のもの)

目指していたしなやかかつ強靭なストリング
新しい打球感を実現出来たと思います!

次のステップは、この9回目の試作条件で、再度生産し、
量産での再現性の確認と、出来上がったものを、先行モニターとして、
お客様にご評価いただきたいと思います。

                       開発担当:鐘江

ウィニングショット ストリング共同開発 その3

ウィニングショットは、昨年、2016年2月より、
テニス・ストリングの共同開発プロジェクトを
立ち上げました。

国内トップシェアの釣り糸メーカーである
株式会社サンラインと進めています。

共同開発の第一弾では、
「高機能ポリエステル内に、シリコンを分散させ融合させた」新素材を用い、
新しい打球感で、しなやかかつ強靭なストリングを目指します。

※ 糸表面に、シリコンを後処理するのでなく、
  糸を紡ぐ最初の段階から融合させる

ポリエステルにシリコンをうまく融合することが出来るのか?

また、シリコンの最適な融合量、製造条件を見つけることが出来るのか?

第1回目の試作で、懸案の「ポリエステルにシリコンを融合する」ことに成功。
さすが、サンラインの技術力です!

 

上がってきたサンプルを、実打してみると・・・
狙い通り、特徴あるしなやかな糸、ストリングにはなっているものの・・・
残念ながらボールの飛びが、かなり悪いです。

シリコンの融合量が多すぎたのか?

延伸等、紡糸条件の問題?

おそらくその両方で、最適バランスがあるのでは無いかと思われます。

いろいろ条件を振って、試作していくしか無さそうです。

ちなみに、サンラインさんからは、ボビン巻きで納品されています。

事務所が、ボビン巻きで埋まる前に、条件が見つかると良いですが(笑)

開発担当   鐘江