ウィニングショット 極細マルチストリング開発記 その4

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現在、ウィニングショットは、極細のマルチストリングを開発中です。

開発中の極細マルチストリングの目指すゲージは、『1.10mm』

硬式テニス用ストリングとして、現在最細の1.18ゲージと
同じレベルの耐久をクリアしなければなりません。

前回、単純にゲージを1.10mmにした試作品を作り、
耐久性が、70%程度まで落ちることが、わかりました。
(1.18mmとの比較して)

今回、耐久性をあげるために耐熱樹脂PEEKを側糸
使用したものを試作しました。


   PEEK3本と6本

・耐久性をクリアするのに、PEEKの必要な本数は、何本なのか?
・PEEK自体の太さを変える必要があるか?
・PEEKを多く使うと、マルチのやわらかい打球感を損なわないか?

耐久試験の結果は・・・・

● PEEK3本 1.18mm対比 約85% クリア出来ませんでした。

● PEEK6本 1.18mm対比 約105% クリア!

耐久的には、今回の太さのPEEKで、6本使用すればいけそうです。

次は、実打のテストに入ります。
打球感が硬くなってしまっていないか、心配です。

                     開発担当 鐘江