

ポリエステル・ストリングの利用者は近年急増しています。
プロのほとんどは当然のこと、一般プレイヤーにも浸透してきています。
しかし、ポリエステル・ストリングには欠点があります。
伸びてしまうのが早く、打球感が変わり、飛ばなくなってしまうことです。
このことは、腕に負担を与え肘を痛めることにもなり、多くのテニスプレイヤーの悩みでした。
ストリングは、ラケットに張った直後から劣化していきます。
そして、それを誰もが当たり前と思っています。
しかし、それがもし解決できるならば・・・。
そこで、私たちは「張りたての打球感がずっと続く、伸びないストリング」の
開発に乗り出したのです。

このストリングは、ポリエステルの弱点であるテンション維持性の悪さを改善するために
硬度の高いポリエステルをベースに使っています。
しかし、それだけでは、緩まない(テンションロスが少ない)かわりに、
ただ硬い・打ち味の悪いストリングになりかねません。
データ測定や試打を何度も重ねて、改善を行い続けました。
さらに、重要視したのがモニター評価です。
工場からサンプルが上がってくるたびに、
系列店のテニスショップやスクールの数多くのお客様やコーチ・選手に評価してもらい、
試行錯誤の繰り返し。
「もう少しホールド感が欲しい」、「少しだけ嫌な振動・硬さを感じた」、
「モノは良いのに色味が悪い」というような一つひとつの声に、
真摯に向き合いながら検証を重ねました。
ベース配合、添加剤(復元性等に影響)、延伸の倍率(糸加工時の引っ張り強度)…と、
無限にある組み合わせの中から最もバランスの取れた組み合わせを見出すまで、とことんこだわり続けました。
すべては、ユーザーの求める打球感を出せるようにするためです。

こだわりを突き詰めた結果、「本当にポリエステルなの?」と言われてしまうくらい、
張りたての打球感が続くポリエステル・ストリングが仕上がりました。
メーカーの押し付けではない、プレーヤーが本当に望むストリングを突き詰めた
1年半の集大成です。
『とことんこだわる』が信条のWINNING SHOTだからこそ
生み出すことができた製品だと自負しております。
(開発模様は、楽天『テニス市場』のブログ「新ポリエステル・ストリング開発記」にあります)
完成したストリングは、『MEBIUS・メビウス』シリーズと命名しました。
一般公募の中から生まれた名前です。
メビウスの環の「永続性」というキーワードが開発コンセプトである
『張りたての打球感(打ち応え、反発感)がずっと続くストリング』に
マッチしたため、採用しました。
たくさんの声からつむがれた糸は強く、しっかりとボールを咥え込んでくれます。
ユーザーの一つひとつの声が糸となり、つむがれたのが『メビウス』です。

この『メビウス』シリーズには、2種類のラインナップがあります。
お客様のパワーや打球感の好みに合わせてお選びいただけるようにと、
開発をさらに続けた結果生まれたラインナップです。
プロプレイヤーはストリングの切り替えを嫌がる傾向にありますが、
現在では、国内プロから海外のトッププロまで、続々使用してくれています。
私どもが誇りを持って送り出すストリングです。